「紙の月」虚無から逃げだしたかったオンナ達のお話し

飯田橋のギンレイホールはお気に入りの映画館の一つ。 

「紙の月」をNHKのドラマ版ではじめて見た時は子宮筋腫の手術のときでした。 ドラマの内容を見て内容がとても良かったので、小説を読み、 そして宮沢りえさん主演の映画を見ました。

 で、昨日ふと家の近所を散歩していたらギンレイホールで 再上映しているじゃないですか。 「紙の月」はすべての女性に見て欲しい映画です。 

なぜなら誰もが梨花になりえるから。 

名のある大学を卒業して、商社のエリート駐在と結婚をし、 おこづかい稼ぎのために地方銀行に勤める梨花が、 1人の若者と出会って横領をしはじめる話し。 

1人の若者と青春を取り戻すかのようにタガが外れた行動をとっていく梨花。
着たことのない華やかな服を買い、食べなれていないフランス料理を食べ、 ワインを飲み、5つ星ホテルのベットの上でピザを食べセックスをする。

 今まで社会のルールに沿ってさえ生きていれば、 「幸せ」になれると信じていただろう梨花が結婚生活に感じていたのは、 「虚無感」だったのではないだろうか?
 でも梨花の周りには「自由」に生きる、
または「自分らしい幸せ」 を体現してくれるロウモデルがいなかったのかも。
梨花は自分自身が「虚無感」を感じていることさえ言葉に表せなかったのかもしれない。

 この映画には「虚無感」を感じているであろうという人たちが、 たくさん出てきます。

何か満たされない。感じている感情が「虚無感」であることさえ気づいていない人たち。

その「虚無感」から逃げ出したいために、 リアルな人生(=自分らしい人生)を求めて横領してしまう梨花、買い物依存の女友達、娘も買い物依存症。 やみくもに投資をしてしまう老人たち。(映画には出てきませんが、ドラマの方には問題のある女友達も描かれています)

 梨花たちが感じている「虚無」の正体がわかれば、
 人生と向き合うことに少しづつチャレンジできたかもしれない。 

形式ばった人生だけが幸せの形では無いことに
気づけたかもしれない。

梨花はわたしたちの中にいるもう1人のわたし。 

「紙の月」のポスターをギンレイホールで見たときに、
亡くなった母を想いだしました。 母の「母らしい幸せ」とは何だったのだろうか?と… 

もう一度時間があったらギンレイホールで見てみたいと思います。 あわせてドラマも見てください。映画とドラマをあわせて見るのもおすすめです。

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